2019-02-26

音声にハム音がのる

静岡県西部ハムの祭典の PR で JA2RL/2 を運用しました。
運用時に発生したトラブルの備忘録その3です。

2m FM で CQ を出していると、お世話になっているローカル局から音声にハム音がのっていると指摘を受けました。のっているハム音はいわゆる昔懐しのブーンという音とのこと。自分ではモニタできないのでローカル局にお願いしてハム音の発生原因の切り分けにお付き合いしてもらいました。

無線機の近くで点けていた TV を消したり、LED 電球を消したり、蛍光灯を消したりしても変わらないとのこと。次にノートPCの USB を切離したり、ノートPC自体を無線機から離してみても変わらずハム音が出るとのこと。思い当る外部周辺機器を全て外してみましたがハム音が出ているとのこと。

ローカル局から電源ではないかとの指摘を受けました。使っている電源はいわゆるスイッチング電源です。しかし、さすがにバッテリ運用はできないので外部電源は必須。あいにく予備の電源は運用場所にはなく、電源まわりの切り分けはできない状態です。

そんな時に何気に無線機の筐体に手を当てながら送信したところ、ハム音が軽減されたとのこと。人体アースでハム音が消えたのです。ということは、何らかのノイズがマイクに乗ってしまっているのかもしれません。本来の原因がドコにあるかはわかりませんが、ひとまずハム音への対策がわかったので良かったです。

さて、この後の運用は筐体に手をあてながら CQ です。早速、2m FM で呼んでいただいた局からはハム音について指摘は無く PR 運用することがでしました。その後 70cm FM に QSY しての運用では、お世話になっているローカル局に呼んでいただいたので再度ハム音の有無を確認したところ、筐体から手を離していてもハム音は無いとのこと。

何なんでしょう、運用しているうちに、いつの間にかハム音が消えてしまったようです。無線機まわりの環境は切り分け対策のままで変っていないので、何が原因で発生していたのか結局わからず仕舞いで PH の運用を CL しました。

2019-02-25

CTESTWIN クラッシュ

静岡県西部ハムの祭典の PR で JA2RL/2 を運用しました。
運用中に発生したトラブルの備忘録その2です。

運用で使用した CTESTWIN Ver.4.25 が唐突にクラッシュして落ちるという事象に何度も遭遇し悩まされました。

CTESTWIN を利用したのは、JA2RL/2 の PR 運用ではほぼコンテストと同じ QSO シーケンスになるためロギングするにはコンテストソフトが適していること、WinKeyer が使えること、CTESTWIN の最低限の操作に慣れていたことが理由です。

運用をはじめて CTESTWIN でパイルを軽快に捌いていたところ、あるコールサインを入力すると CTESTWIN がほんの少し固まってからアプリが落ちてしまいました。相手局にすぐに応答できないので、すぐさま左手でパドルを使い相手局のコールサインとレポートを送信します。その間に右手では CTESTWIN を起動します。そして CTESTWIN が立上ったら再度相手局のコールサインを入力してロギングしようとすると、再びほんの少し固まってアプリが落ちるではないですか。
これではマズイので、時刻と相手局のコールサインとレポートをノートにササッとメモしてその局を QSL し、その間に再び CTESTWIN を起動してコールサインを入力、すると再びほんの少し固まってアプリが落ちてしまいました。これではダメなので再び CTESTWIN を立ち上げ、ひとまずそのコールサインは入力せずに後で入力することとして、引き続き次の局を呼び出すといった忙しい操作となってしまいました。

まだパイルは続いているので、次の局のコールサインを入力すると今度は固まりもせず問題なく動作します。ひとまずホッとして引き続きパイルを捌き順調にログが進んでいきます。
しばらくして、とあるコールサインを入力した際に再び CTESTWIN が固まって落ちてしまうではないですか。まだパイルの最中なので、先ほどと同じようにノートに時刻とコールサインをメモし、そのコールは入力しない操作でその場をしのぎます。

ノートにコールサインをメモした時にハタと気づきがありました。先のコールサインも今回のコールサインもコールサインの末尾に /QRP を付けてきている局で落ちるではないですか。これは /QRP に何かある。

パイルが一段落したところで、試しに Call 欄に /QRP だけを入力してみると CTESTWIN が少し固まった後に落ちるという事象の再現を確認できました。どうやら CTESTWIN のバグのようです。

落ちる要因がわかったので、この後のオペレーションは、コールサインに /QRP を付けてくる局には手動で応答して対応、CTESTWIN  には /QRP を付けずにコールサインのみでロギングしノートにコールサインをメモしておく。その後、パイルが一段落したときにログ修正として先のコールサインの末尾に /QRP を付与する、という手順でこの後の運用を対応しました。

これまでもいろいろなコンテストで CTESTWIN を使ってきていますが、/QRP が付いたコールサインを入力しても落ちることな無かったです。なぜ今回この事象が起きてしまうのでしょうか。謎です。おそらく CTESTWIN の地雷を踏んでしまうような特定の設定条件にハマっているのかもしれません。
時間の取れる時に CTESTWIN のバグの調査してみようと思います。


2019-02-24

自作小型 WinKeyer 故障

静岡県西部ハムの祭典 PR 運用で JA2RL/2 を運用しました。
運用時に発生したトラブルの備忘録その1です。

運用開始前に周辺機器を点検していたところ、パドルを操作して短点が出る時と出ない時があることに気づきました。
接続状態は、パドルからステレオケーブルで自作の小型 WinKeyer のパドル入力に接続、ノートPCから USB で小型 WinKeyer の USB 端子に接続、キーヤーのキー出力を無線機のキー入力に接続というオーソドックスな接続です。

運用においてパドル操作でキーヤーから短点が出ないのは致命的な問題です。早急に調査を開始。最初はパドルの端子の接触不良かと思い、思いつく部分を一通り触ってみましたが改善しません。物理的なものか電気的なものか切り分けのため CTESTWIN のキー入力からCW送信の機能を使い信号を出してみたところ、問題なく短点も長点も送出できます。どうも物理的な問題のようです。

パドルとキーヤーを接続しているケーブルをごにょごにょ触ると短点が出る場合と出ない場合があることに気づきました。さらにパドル側の問題かキーヤー側の問題か、はたまたケーブルの問題かさらに切り分けを進めたところ、キーヤーに挿し込んでいるプラグの向きによって短点が出ない場合があることを突き止めました。

さらに被疑範囲の絞り込みのため自作 Winkeyer のケースを開けてみたところ、パドルを刺すジャックの配線のハンダが取れていて短点側で接触不良を起こしているのを発見しました。このためジャックの向きを変えると本体が少し動き端子に微妙に接触していたようです。ジャックのハンダを見るといわゆるイモはんだ状態で簡単に配線が取れてしまうダメダメな状態でした hi これまで2年以上使っていたのに振動などが要因で弱い部分がダメになってしまったのでしょう。

さて対処をどうしようかです。運用場所には先の尖ったハンダごては無いためすぐに処置できません。何らかの方法で接続しないことにはキーヤーが使えません。
使われているジャックの作りを見ると、ジャックの先の短点部分はバネで押えるようになっています。そこでハンダが取れてしまった配線の先をジャックの短点端子のバネ部分に挿し込み、パドルのケーブルのプラグをジャックに挿し込むと、接点バネが縮んで配線を抑えつけるように接触されて固定ができました。この方法が功を奏しケーブルをごにょごにょしても問題なく短点が出るようになりました。よかった。
もし取れたのが長点側だったら、ジャックを挿し込んでも押さえる部分が確保できなかったので、バネの付いた短点側だったのが不幸中の幸いでした。

この応急処置をしたことでキーヤーが使えるようになり、運用期間中はキーヤーのジャックからプラグを抜かないように注意し、その後に問題の再発なく JA2RL/2 を運用することができました。

故障した自作の小型 WinKeyer は、後日ジャックの端子から外れた配線をハンダづけして復活しました。


2019-02-17

静岡県西部ハムの祭典は不参加

静岡県西部ハムの祭典は体調不良のため不参加でした。JA2RL/2 の PR 運用時に「会場でお会いしましょう」と声を掛けた方々に対して申し訳ないです。私自身、楽しみにしていただけにとても残念でした。

JA2RL/2 静岡県西部ハムの祭典 PR 運用

先週の三連休、静岡県西部ハムの祭典 PR のため JA2RL/2 を運用しました。三日間とも天気に恵まれアンテナの設置、運用、撤収までスムーズにできました。J-クラスタにレポートを上けていただけたりして多くの局に PR することができました。みなさんに QSO して頂きありがとうございしました。
QSO のほとんどが 40m/80m CW で、160m CW と V/U FM はほんの少しという結果となりました。昨年の QSO 数と比べると二割近くの減で、無線に出てくる人が減ってきているのかなと実感しました。
また機会があれば運用したいと思います。

2019-02-07

JA2RL/2 運用予定

今週末の連休期間、静岡県西部ハムの祭典の PR のため下記の予定で JA2RL/2 を運用します。聴こえていたら呼んでください。
日中は HF(主に 40m、80m) の CW 、夜は VU の FM で近隣向けに PR します。RTTY は WPX RTTY の真最中となるため運用しません。FT8 は免許が無いようなので運用しません。

- コールサイン: JA2RL/2
- 目的: 静岡県西部ハムの祭典 PR 運用
- 期間: 2019-02-09(土) 〜 2019-02-11(月)
- 運用地: 静岡県湖西市 JCC1822
- バンドとモード: 160m 〜 6m CW、2m/70cm FM/CW

2019-02-03

JARL 東京都支部大会参加

JARL 東京都支部大会に参加してきました。以前、秋葉原で開催していた時に何度か参加したことはありましたが、今回は吉祥寺ということで近いこともあり少しだけ参加してみることに。
会場に着いた時は既にお昼でクラブ紹介をしている真最中。クラブ名を呼んでも壇上に上ってこないクラブもあり、ゆるい感じで進行していました。
次は SWISSLOG というログソフトの紹介。はじめて聞くログソフトだったこともあり興味深く聞くことができました。このログソフトは DOS 時代からあるそうで歴史は長いそうです。リグとのインタフェースに TCI という IP 接続に対応しているそうですが、TCI に対応しているリグは EXPERT 社の MB1 や SunSDR2 とのこと。ソフトウェアが日本語に対応してないとのことなので、国内では普及は難しいなぁという印象を持ちました。
この後の記念撮影に参加した後、ミニコンサートと抽選会には参加せずに会場を後にしました。

2019-02-02

JA2RL/2 による静岡県西部ハムの祭典 PR 運用開始

静岡県西部ハムの祭典が2月17日に浜松市で開催されます。縁あって数年前から会場の設営から撤収まで運営のお手伝いをさせてもらっています。

静岡県西部ハムの祭典は結構多くの OM が来るイベントで、静岡県はもちろん隣接している愛知県から来る方もいます。とにかく人が多い印象で、朝、開場するとあっという間に会場内は人だらけになってしまい、フリマブース付近の混雑っぷりは身動きが取れないほどです。みなさんお宝をいち早くゲットしたいようで開場から30分くらいがいちばん混む感じでしょうか。お昼近くになると一時的にまばらになりますが、午後のおたのしみ抽選会の時間になると再び会場内が混み合う感じです。

わたしの担当は例年 QSL カード転送受付と JA2RL/2 公開運用のお手伝いです。QSL カード転送受付では毎年ひと声掛けてくれる方がいたり、みなさんと会うのが楽しみですし、JA2RL/2 公開運用でもローカルさんや学生さんが毎年来てくれて、こちらも会うのが楽しみです。昨年は受験で来られなかった学生さんが今年は来てくれるのか、いまから楽しみです。JA2RL/2 公開運用は無線従事者免許証とJARL会員証の提示で運用することができるので、気軽に楽しんでもらいたいです。

イベント開催に先がけて JA2RL/2 による静岡県西部ハムの祭典 PR 運用が本日2月2日から始まりました。静岡県西部の各地から運用されます。わたしも来週運用割り当てをいただき静岡県湖西市 JCC1822 から PR 運用する予定です。JA2RL/2 が聴こえたら呼んでもらえると嬉しいです。

平成30年度 静岡県西部ハムの祭典 開催のお知らせ
http://www.jarl.com/sizuokaken/doc/pdf/h30nendo/2019_seibu.pdf